[東京 1日 ロイター] - <14:15> 日経平均は安値圏で推移、米国3連休意識しポジション整理も 日経平均は安値圏で推移している。前日比で500円を超す下落となっており、反転 する気配が感じられない。ここまで大幅に下げる明確な理由は見当たらないが、市場では 「米国市場が4日に独立記念日となるため、週末は3連休で売りが出やすい。それを意識 しポジション整理が活発化しているようだ」(国内証券)との声が聞かれる。 時間外取引では米株先物が軟調な展開となっており、それを嫌気して主力銘柄が総じ てさえない。 <12:48> 後場の日経平均は下げ幅拡大、2万6000円割れ 半導体関連に売り 後場に入り、日経平均は下げ幅を拡大し、前営業日比約470円安の2万5900円 台前半で推移している。節目の2万6000円を下回り、6月20日以来の安値水準とな っている。米株先物の下げが一段と加速していることが重しとなっているほか、半導体関 連株の下落が日経平均を押し下げている。 市場では、「台湾の半導体受託製造大手TSMCの株が大きく下落してい る影響で、日本株市場でも東京エレクトロンなど半導体関連株の売りが加速している」( 国内証券)との声が聞かれた。 指数寄与度の大きい東京エレクトロンは4%安と軟調、TDKは5 %安、アドバンテストは3%安となっている。 <11:45> 前場の日経平均は3日続落、世界景気減速懸念が引き続き重し 前場の東京株式市場で日経平均は、前営業日比233円51銭安の2万6159円5 3銭と、3日続落した。米国などの金融引き締めの加速による世界景気減速懸念が引き続 き意識され、積極的な買いは手控えられた。米株先物が軟調に推移したことも相場の重し となった。 日経平均は小高くスタートしたが、上昇の勢いは続かずマイナス圏に沈んだ。その後 も徐々に下げ幅が拡大し、一時、約240円安の2万6148円61銭まで下落した。時 間外取引で米株先物が軟調に推移したことや、値がさ株の下落が相場の重しとなった。 取引開始前に日銀が発表した6月短観では、大企業・製造業の業況判断指数(DI) がプラス9と、2期連続で悪化し、ロイターがまとめた予測中央値(プラス13)を下回 った。ただ、昨日に公表された鉱工業生産指数が予想を大きく下振れる内容だったため、 日銀短観の弱さは織り込み済みとの指摘が出ていた。 楽天証券のチーフ・ストラテジスト、窪田真之氏は「米連邦準備理事会(FRB)が 金融引き締めを急ぎ、景気減速懸念が意識されるなど、ネガティブな状況は変わっていな い」と話す。米国では7月にも大幅利上げが続く可能性があり、景気悪化リスクの高まり が嫌気されているという。 市場では、東京都が新型コロナの警戒度を1段階引き上げたことで「国内経済の回復 が遅れるとの思惑も、相場の重しとなっているようだ」(国内運用会社)と指摘も聞かれ た。目先の日経平均については「短期的にまだ下値リスクもある中で、再び2万7000 円を回復できるかが焦点になりそうだ」(同)との意見が聞かれた。 TOPIXは0.71%安の1857.49ポイントで午前の取引を終了。東証プラ イム市場の売買代金は1兆4478億6100万円だった。東証33業種では、値上がり は石油・石炭製品や保険業、銀行業など9業種で、値下がりは鉱業やゴム製品、電気・ガ ス業など23業種、情報・通信業は変わらずだった。 個別では、ファーストリテイリングや東京エレクトロンなど、指数 寄与度の大きい銘柄が軟調。トヨタ自動車やホンダなど自動車株もさえ ない。一方、高島屋やJ.フロント リテイリングは堅調に推移した。 東証プライム市場の騰落数は、値上がりが512銘柄(27%)、値下がりは124 4銘柄(67%)、変わらずは79銘柄(4%)だった。 <11:10> 日経平均は軟調、米株先物下げ加速が重し 日経平均は前営業日比約170円安の2万6200円台前半で軟調となっている。米 株先物の下げが加速しており、相場の重しとなっているほか、昨日に引き続き、ファース トリテイリングや東京エレクトロンなどの値がさ株が軟調で日経平均を 押し下げている。 市場では、特段目新しい材料が出たわけではないものの、「米国が金融政策の引き締 めを急ぎ、7月も大幅利上げ続く可能性があることが意識されている。それに伴う米景気 悪化のリスクが高まっており、投資家の積極的な買いが続かない状況」(国内証券)との 声が聞かれた。 東証33業種では、値上がりは繊維業や水産・農林業、石油・石炭製品など10業種 で、値下がりは鉱業、ゴム製品、電気・ガス業など23業種となっている。 <10:15> 日経平均はマイナス圏、弱い日銀短観「鉱工業生産で織り込み 済み」の見方 日経平均は、高く寄り付いた後、上昇の勢いは続かず、マイナスに転じている。前日 の下落を受けて自律反発を期待した買いが先行したが、世界景気後退への懸念が根強く、 相場の重しとなっている。 日銀が6月短観を発表した。大企業・製造業の業況判断指数(DI)がプラス9と、 2期連続で悪化し、ロイターがまとめた予測中央値(プラス13)を下回った。市場では 「前日の鉱工業生産の弱い内容を受けて、日銀短観の弱さはある程度は織り込まれていた 」(第一生命経済研究所の藤代宏一主任エコノミスト)とみられている。 「大企業・製造業DIは中国のロックダウンの影響がうかがわれる。先行き改善の見 通しは、ロックダウンからの立ち直りと国内の需要回復を示唆している」(藤代氏)との 見方が聞かれた。大企業・製造業の先行き判断DIはプラス10で、小幅改善を見込む。 <09:07> 日経平均は反発スタート、自律反発期待の買いが先行 寄り付きの東京株式市場で日経平均は、前営業日比67円67銭高の2万6460円 71銭と、反発してスタートした。前日までに2日続落しており、自律反発期待の買いが 先行した。 トヨタ自動車が小高い一方、ソニーグループは小安く、主力株はま ちまち。東京エレクトロンなど半導体関連株は小じっかりの銘柄が目立つ。 指数寄与度の大きいファーストリテイリングは軟調な一方、ソフトバンクグ ループはしっかりとなっている。 <08:26> 寄り前の板状況、リコーが買い優勢 理想科学工業は売り優勢 東証プライム市場の寄り前の板状況では、買い優勢と売り優勢のそれぞれ上位銘柄群 は以下の通り。 買い優勢 銘柄名 騰落 MID 買気 売気 終値 率 気配 配 配 1 リコー 28% 1,36 1,36 1,36 1,06 1 0 1 1 2 トーカイ 24% 2,06 2,06 2,06 1,66 5 5 5 5 3 ニチアス 22% 2,75 2,75 2,75 2,25 6 6 6 6 4 ニフコ 22% 3,86 3,86 3,86 3,16 5 5 5 5 5 ミネベアミツミ 22% 2,81 2,81 2,81 2,31 0 0 0 0 6 第一実業 21% 4,03 4,03 4,03 3,33 0 0 0 0 7 ジャックス 21% 4,05 4,05 4,05 3,35 5 5 5 5 8 東亞合成 21% 1,22 1,21 1,22 1,00 0 9 0 9 9 戸田建設 21% 870 870 870 720 10 東亜建設工業 20% 2,98 2,98 2,98 2,48 5 5 5 5 売り優勢 銘柄名 騰落 MID 買気 売気 終値 率 気配 配 配 1 理想科学工業 -23% 1,71 1,71 1,71 2,21 8 8 8 8 2 スター・マイカ・HLDG 1 0 1 1 3 ギークス -12% 906 905 906 1,03 2 4 テクノプロHLDG -11% 2,41 2,41 2,41 2,71 0 0 0 7 5 ダイセキ環境ソリューション 6 ダイセキ -9% 3,85 3,85 3,85 4,24 0 0 0 0 7 パーソルHLDG -9% 2,25 2,25 2,25 2,46 0 0 0 6 8 TSI HLDG -8% 320 319 320 347 9 良品計画 -8% 1,27 1,27 1,27 1,38 9 8 9 3 10 ファイズHLDG -8% 712 712 712 770 (